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NMapWin日本語版解説(1)
はじめに
 この文書はNMapWinの解説です。
 この文書は無保証です。
 もし間違っていたとしてもこちらに怒りをぶつけたりしないでください。
 これを読んで悪いことに使っても私は責任を取りません。
 また、基本的に日本語版で使っている用語を使っているので、英語版の人は適宜読み変えてください。

 また、本当に勉強したい人は

Nmap Manual 2.54 BETA 31 直訳版
http://xxx.upken.jp/report/nmap.html

なんかを読むほうが有益かもしれません。
多機能ポートスキャナーNmapWinについて
 Nmapはさまざまな手法を持つポートスキャナーです。多くのポートスキャナーが単一のポートスキャン方式しか持たないのに対し、多彩なポートスキャン方式を持っています。また、OSの推測やが可能など+αの機能を備えています。またNmapにはUNIX版とWindows版があり、いずれもフリーで提供されていますがキャラクタベースなので使いたくない人も多いでしょう。
 nmapはここからダウンロードすることができます。Linuxのディストリビューションの中にはrpmパッケージとして入っているものもあるようです。
 さて、ここで解説するNMapWinはNmapのWindowsで動作するGUI(Graphical User Interface)版のNmapで、NmapWinと呼ばれているツールです。また、UNIX版nmapに関してもNmapFE(Nmap FrontEnd)というGUIフロントエンドが提供されています。

NmapWinのインストール
 ここではNmapWinのインストールについて解説していきます。
 早速インストールといきたいところですがその前にNmapWinを入手しましょう。
 NmapWinはここから入手することができますので、このサイトのWindows (95/98/NT/2K/XP)の項から「nmapwin_1.3.1.exe」をダウンロードしてきましょう。
 ダウンロードしてきた「nmapwin_1.3.1.exe」をダブルクリックすると、セットアップウィザードが現れるので、指示に従いインストールを進めていきましょう。
 再起動の後、インストールは完了します。
NmapWinの日本語化
 うちのサイトに日本語版がありますので、日本語がいい、という人はダウンロードして、NMapWinのプログラムが置いてあるフォルダ(デフォルトだとC:\Program Files\NMapWin\bin\だと思います)にnmapwin_jpを入れてnmapwinにリネームしてください。ちゃんと動作しなかったときのために元のnmapwinは捨てずにnmap_orgなど別の名前にして保存しておいた方が無難でしょう。
※nmapを最新版にする(やる必要はないので自己責任でお願いします)
 NMapWinで動かされているnmapのバージョンはは3.00です。nmap(コマンドライン版)の最新版は現在、4.11なので、かなりバージョンが古くなっています。
 基本的なことはこれで大丈夫なのですが、FingerPrintが古かったり、最新のWinPcapに対応していなかったり、なんとなく気分が悪かったりします。
 無理に最新版にする必要はありませんが、実はNMapWinから最新版を動かすのは意外と簡単なので最新版にしてみましょう。とはいえ3.50以降で新たに追加されたオプションはNmapWinからは使えませんが、我慢してください。
 もちろん無保証なので失敗したからといって怒らないでください。

 早速最新版にしてみましょう。nmapの最新版ですが、
http://www.insecure.org/nmap/dist/
にありますので、一番新しいWindows版のバイナリをダウンロードしてきましょう。

 そして、このバイナリを解凍して、展開されたフォルダの中身をすべてC:\Program Files\NmapWin\bin\に移動します。namp.exeを上書きされるけれどどうしますか?と聞かれますが上書きしてください。
 強引ですが、これで最新版への更新ができました。NMapWinを起動して、適当なスキャンをしてみると最新版になっていることがわかると思います。



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